シルクが人の肌に優しいことは、絹の布地の着心地のよさで証明されているとおりです。シルクはどのように加工されても人の肌に優しい効用があります。シルクソープもその一つです。
シルクソープを日々洗顔に使っていくうち、人間の肌に優しい石けんであることがわかり、他の石けんを洗顔で使うことが考えられなくなってしまいました。
それぐらい、シルクソープの衝撃は大きなものでした。
シルクソープはまだ稀少な商品のため、どんなところでも買えるわけではありません。購入できる場所の一つは岡谷蚕糸博物館のショップです。
このショップでは、宮坂製糸所ブランドのシルクソープを販売しています。80gで3000円です。この値段は高いでしょうか。安いでしょうか。
洗顔に使ってみると肌触りや皮膚の脂の落ち方が非常によい。
水を手にして石けんに触れるとさらっとクリーム状の石けんが手にほどよくつきます。肌に優しく、よく洗顔できたという印象ながら皮膚は突っ張ることがありません。
この心地よさはこれまでに経験したことがありません。
洗顔ソープ商品は数多くあっても、肌に対する優しさは比べられるものではありません。長持ちするのも特長の一つです。毎日、朝の洗顔に使い半年間も長持ちました。期待以上に長持ちします。
碓氷製糸ブランドのものもあります。こちらのシルクソープは上信越自動車道上り線の横川SAでも販売されています。これは40g、1500円です。使ってみれば、宮坂製糸所のものと差異はありません。
ところで、これらのシルクソープはいずれも茨城県牛久市にある企業「絹工房」で作られています。
★株式会社絹工房(http://www.kinukoubou.com/)
「養蚕農家や製糸工場で絹糸を紡いでいた女性達の手は、過酷な水仕事をしているにもかかわらず白く、そして美しかったといわれております。」
なぜシルクソープが優れているのか、合点がいきました。フィブロインが効用の源です。タンパク質成分が持つ細胞生育機能がその効用と解説されています。繭に含まれるセルシンを取り除き、フィブロインのみを石けんの材料としています。つまりこのソープはセリシンが取り除かれた絹織物と同じ成分です。蚕にやさしいフィブロインは人間にもやさしい。
この企業がなぜ牛久市にあるのかも合点がいきます。つくばの生物資源研究所の研究成果としてこの石けんが開発されたということです。研究所にほど近い牛久市の企業と研究開発したということなのでしょう。
★宮坂製糸所シルクソープの商品説明
シルクソープが購入できるスポット、シルクソープを研究製造している場所…をつなぐルートも新しい「絹の道」かもしれません。
皆様もシルクソープを一度お試しになってみてはいかがでしょうか。
(ミッチー)