6月27日(土)に小諸市の老舗料亭・音羽で「いとと和ぶんかの輪in小諸」が開かれました。京都市在住のきもの研究家・鈴木かほる先生による十二単の着装ショーで、「かさね色」に日本人の美意識を感じ、平安貴族のお姫様は15キロにもなる十二単をまとっていたから体を支えるのも大変だったのだと納得。雅びな平安絵巻の世界を堪能しました。
体験ブースでは、上田紬の織元・小岩井紬工房の小岩井良馬さんの指導で機織りをしたり、岡谷蚕糸博物館の学芸員・林久美子さんの指導で繭から糸を紡いだり、糸のまち・こもろプロジェクトの清水寛美さんの指導でリンゴ染に挑戦したり。
「パネルで小諸の歴史めぐり」では、富岡製糸場への派遣工女は小諸出身が県下トップだったことや、県内初の器械製糸場が設立されたのが小諸だったことなど、糸のまち小諸の興味深い歴史に触れることができました。