着物の防寒対策 その2コートの話

12月に入ったら、少しずつ書いていこうと思っていたら、あっというまに雪景色になってしまいましたね。

その1で紹介したあざらし草履は、こんな時も滑り止めが効いて、雪道でも着物で出掛けようという気にさせてくれる逸品です。

さてさて、すっかり冬支度になってしまったので、ひとっとびにコートの話を紹介します。東京では、お正月でも着物に羽織、ショールでも大丈夫だそうですが、信州ではやはり寒いですよね。クリスマスや初詣で出掛ける時、コートがあるといいと思います。

できれば、着物用といわれているウールのコート(お金があればカシミア)を一つ。最近はインターネット通販でセール時には1万円代でも買えるのでぜひ探してみてください。もちろんリサイクルで見つけるのも手。ただし昔のコートはベルベット素材で短めが多いので、ちょっとレトロな雰囲気になりがちです。ほかには、洋服用と兼用でポンチョを和服でも使うのもおしゃれです。こちらは数千円で買えるものもありますよね。若い人はその方がかわいいかも。

コートが手に入らない、車で移動だから大丈夫、という場合は羽織や道行などを着て、ショールやストールを羽織ると、寒さ対策にはなります。ただ、たもとが空いているので、やっぱり寒いかな。

男性用は角袖やトンビと言われているコートがあります。写真はトンビで、もともと洋装用のコートだったもので、ポンチョ風です。シャーロック・ホームズが着ていそうですよね。男性の着物姿はもともと少ないので、こんなコートを着ているとますます注目度アップです。和服だけでなく、洋服にも合わせられるようなので、いかがでしょうか。地元の呉服店ではなかなか見かけることがないですが…。

着物は首もとと袖、たもと、足元が空いているので、そこをふさいでいくのが防寒のポイント。最近はさまざまなグッズも出ているので、順次紹介します!

べに

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