キモノマルシェ2013リポートの第三弾は着物レンタルと撮影会です。
この企画を考えた時に、メンバーの女子チームからは「着物を着たら美しく撮影!」という提案が出ていたのですが、男子チームの反応はさっぱり。
いまどき、写真撮ってうれしいのかねえ、ということだったのでしょうか‥。
でも、せっかくおしゃれしたからには「美しく」形に残したいのが女心(笑)
キモノマルシェで着物撮影会を開いたら、一時は順番待ちのお客さんが列をなすほどのにぎわいとなりました〜
秋晴れの青空、歴史的建築物である繭蔵をバックに撮影。
それだけでも普段の3割増!!!
単純に撮影するだけでなく、どうやったら美しく撮られるか、ポージングの指導もあり、「背筋のばして」「こっちを向いてにっこり」と厳しい声?も飛びました。
途中からは、着物編集者の両角さんも「プロのご指導」をスタート。
なにせ、着物雑誌で女優さん相手に撮影の指導をしているので、本格的なポージングでございます。
そして撮影は上田情報ナビ編集部のイケメン!
予想以上の長時間、カメラとともに大奮闘でありました。
着物の場合にまず気をつけたいのは猫背にならないこと。
そして、体はやや斜めにカメラに向かうとすっきりしますね。
本来は体の左側の着物の柄が出るといいのですが、
光の向きによっても調整してください。
そして、カメラを向いてにっこり。
この日一番印象的だった撮影がこちら
小学生のお嬢さんとお母さんの着物姿。
それをうれしそうにみつめるお父さん。
仲間に入りたそうに、じゃれたりすねたりしている弟くん。
幸せな家族の姿を見せていただき、こちらも幸せな気分になりました。
この親子キモノが実現したのは協力してくださった和(なごみ)の会のみなさん。
500円で着物貸し出し、着付けをしてくださいました。
なんて太っ腹〜
これまでも上田市のイベントなどで着付けのボランティアをしているそうで、
この日もご協力をお願いしました。
午前中はちょっと利用が少なかったものの
次々とお客さんがやってきて用意していた着物がすべて終わってしまったほどの人気。
このお嬢さんの着物はメンバーのおばあさまのものだそうで、古い着物ならではの美しい発色とデザインでした。
かわいらしさが引き立ちました。
着物を着て、写真に収める。そんなことも、ささやかな幸せになるのだなあ、としみじみしたひとときでした。
ご参加いただいた方、ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
着物貸し出しには後日談がありました。
この様子をabnニュースで放送していただき、それをみていた信州大学繊維学部から外国のお客さんに着物を着て頂きたいので和の会を紹介してもらえないかという問い合わせが着ました。
もちろん、双方ハッピーな結果になり、私たちもまたハッピーを頂いた次第です。
着物ってすごいですね。