2013年1月4日新年早々から、大注目の「きもの」の展覧会が始まります。
タイトルは「Kimono Beauty -シックでモダンな装いの美 江戸から昭和−」。
会場は千葉市美術館。共立女子大学 長崎巌先生の監修です。
江戸から昭和まで、きものの美と日本女性たちの美意識を、貴重な着物はもちろん装身具や絵画作品をあわせて紹介していく展覧会です。
展示品の中にはボストン美術館から初里帰りする着物もあり、江戸から昭和まで着物の歴史とその幅広さを味わうことのできる、貴重な機会になりそうです。
各地の様々な美術館から出品される着物やそれにまつわる品々を一挙に見られるというのがまた楽しみですね。
ただでさえ、楽しみなこの展覧会。
しかし、さらに熱がはいってしまう理由は、この展覧会に須坂クラシック美術館のコレクションが出品されるからなのです。
大正〜昭和期の着物のセクションで銘仙や夏物の着物、そして帯などが展示される予定になっています。
写真のようなチューリップ柄や、大きくカラフルな麻の葉模様、宇宙模様(と命名?!)、可愛らしい音符模様、梅に鴛鴦、定番の矢羽根、変わり種矢羽根などなど・・・
他にも多彩な着物を楽しんでいただけることと思います。
さらに、この展覧会は下記の日程で巡回をします。
千葉市美術館 2013年1月4日〜2月11日
福岡市博物館 2月23日〜4月7日
奈良県立美術館 4月20日〜6月2日
島根県立石見美術館 7月13日〜8月26日
群馬県立近代美術館 9月21日〜11月4日
それぞれの会期中に大幅な展示替えがあります。
また、休館日等、詳細などは各館による情報をご覧いただきたいと思います。
須坂クラシック美術館所蔵の着物たちが須坂から旅立って、遠くの地域の方や多くの方々にご覧いただけるとありがたいなぁと思います。
千葉市美術館では、きものでご来館の方は観覧料2割引と粗品贈呈があるそうです!
きものでお出かけしたいですね。
ぜひとも、お楽しみに。
クラシック美術館学芸員