千葉市美術館の展覧会「KimonoBeauty-シックでモダンな装いの美 江戸から昭和-」が1月4日からオープンしました。
この展覧会には、須坂クラシック美術館の銘仙や帯が出品されているのです。
そこで私も、初日の開会式にお呼ばれし、さっそく展示を拝見することができました。
開会式の様子。着物をお召しになったお客様が大勢いて、華やかでした。
私も着物を着てUターンラッシュの新幹線に乗り込み、長野から向かいました(笑)
展示は江戸から明治、大正、昭和と時代ごとの着物が分かるようになっています。
まずはボストン美術館所蔵の江戸時代の小袖の美しさに驚き、明治、大正、昭和と時代を超えたキモノビューティーな世界が紐解かれてゆきました。
時代ごとに表情を変える着物がよくわかります。
クラシック美術館の着物は昭和時代のセクションです。
いつもと違う場所で見る、親しみある銘仙などの着物たちが新鮮でした。
このような形で多くの方々にご覧いただけるのは、本当に嬉しいことでした。
他にも着物美人が描かれた絵画作品や、すばらしい細工のかんざしなどの装身具、
子どもの着物などの展示もあり、飽きさせることなく魅了させる着物文化に浸ることができました。
改めて、着物の魅力にドキドキして帰ってきました。
クラシック美術館では、常時着物の展示をしていますが、今回のことを糧にして仕事に心がけていきたいと思います。
千葉市美術館での展示は2月11日まで。
(休館日1月7日、2月4日、1月21日)
1月22日からは大幅に作品を替え、後期展示になります。
その後、福岡県、奈良県、島根県、群馬県で巡回展が予定されています。
ぜひ足を運んでみてください!
着物を着ていくとプレゼントももらえますよ~。
(須坂クラシック美術館 学芸員)