2012年10月28日（日）に上田市で着物イベント「着物で街に出かけよう！」が催されました。
春と秋の年に2度開催しており今回で4度目となるイベントで、着物を着て出かける機会がないという方から普段着で着こなす方まで、着物で出かけたくなるような「きっかけ」や「場所」を提案するプロジェクトです。
参加条件はただ１つ、着物着用で着こなし、種類は不問なので気軽に参加して頂けるイベントだと思います。
今回のイベント会場は上田市本町にある老舗割烹料亭『うな藤』でした。
イベント会場は変化をつける為、毎回なるべく違う場所になるようにしています。
（過去には上田市海野町会館、笠原工業常田館がイベント会場になりました）
うな藤は大正時代に建てられた風情ある日本料亭なので、着物がよく似合う雰囲気でした。
参加者は43名で、関係者含めた50名が全員着物姿の会場は、そこだけ時代がタイムスリップしたようでした。
皆さん素敵なコーディネートで参加くださいました。
このイベントは2部形式になっており、第1部は長野県内で活躍されている方を講師の先生にお招きしてお話をお聞きします。
第2部ではお茶とお菓子を楽しみながら皆さんでご歓談頂き、着物イベントの告知などがある方には発表して頂いたりもしています。
今回の第1部の講師の先生は信州イゲタ味噌醸造元「酒の原商店」 5代目女将 原有紀さんで、「素晴らしき糀のチカラ」についてお話くださいました。
アンケートでは、講師の先生のお話が勉強になり楽しく聴けて元気を頂きましたという嬉しいお言葉も頂戴しました。
ちなみに講師の先生のお着物は上田紬です
第2部のお菓子はテーマにそったものを上田市のお菓子屋さんにご協力頂き、お出ししています。
今回のお菓子は上田市のフランス菓子専門店『升山』の特製抹茶ケーキと焼き菓子セットです。
参加者の皆さんに大好評でした！
毎回着物イベントらしく衣桁に飾った着物を展示しています。
今回の着物は、昼ドラ「赤い糸の女」に登場した上田紬です。
コチニール染料で糸を6段階に染め分けて、たてよこ共にグラデーションにして波紋が広がるイメージに織り上げました。
