鮮やかな色とデザインの着物をつくる池田リサさんと
小諸在住の家具作家、谷進一郎さんの二人展が、ガレリア表参道で開かれています。
池田さんの着物や帯は初めて拝見しましたが、モダン!!!
柳悦博氏に師事し「板締め」という染色法によって柔らかで鮮やかな色彩の変化を表現しています。
まず、糸を精錬するところから。
そして縦糸をそろえ、木綿の糸を緯糸にしてざっくりと織る。
それを斜めにした上で板で挟んで色を染めていきます。
織るときは縦糸をそろえて木綿糸をはずしながら緯糸を入れていく。
それで斜めの縞ができるとか。
写真を見せていただいて説明を聞いたのですが、なんとも分かったような分からないようなで、きちんと説明できずにすみませーん。
夏物の帯もあり、なんともやわらかな色合いに目を惹かれました。
こちらの着尺は綾織りだそうです。こまかな市松がモダンな印象です。
5月3日には谷さんと池田さんのギャラリートークも開かれました。
お二人は国画会の会員で、横浜のギャラリーで一緒に作品展を開いたことなどがきっかけになり、長野での二人展となりました。
池田さんは国産の絹糸、谷さんは国産の木、をつかってのお仕事で、それぞれにいい素材を使うことが難しくなりつつあることを心配してました。
国産のまゆ、あとどのくらい生産されるでしょうか。
この日は、池田さんの着物をお召しになった美人着物ブロガーさんも来てくださいました。
この着物に袖を通すのは春限定だそうですが、とってもお似合い。
なんと長野県の出身だそうです。
このほかにも素敵な作品がいろいろと。
谷さんの額に池田さんの織物。これほしいです!
こんなしつらいができる家に住めるといいのに‥
すてきな空間を堪能させていただきました。
(べに)