善光寺の結婚式 その3

善光寺大本願で行われた結婚式。後半のリポートです。

数珠をいただき、指輪の交換を終えた新郎新婦は「誓漿(せいしょう)交換」を行います。分かりやすい言葉で言えば、三三九度の儀です。両家の親族も固めの杯を交わします。

三三九度が終わりましたら、花嫁の角隠しがはずされました。

続いてお上人様から「告諭」。結婚にあたってのお言葉を頂戴し、新郎新婦二人による「誓詞(せいし)朗読」。結ばれた縁への感謝と、新生活への抱負と責任を、ご本尊、戒師(お上人様)、列席者の前で誓います。めでたし、めでたし、の時間でした。

婚儀中には、雅楽の演奏が流れ、荘厳ですがすがしい雰囲気の中で、粛々と進められました。

笄が目に華やかな花嫁の後ろ姿に、見ているこちらも背筋が伸びる思いがしました。

(べに)

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