善光寺の結婚式 その1
最近、「和婚」が注目されていますね。 長野市の善光寺でも大本願、大勧進で結婚式を行うことができます。最近は人気が高く、なかなか予約が取れないこともあるそうです。 仲間の一人が、大本願で結婚式を挙げまし […]
仏前の結婚式では「二人の結婚は生まれる以前からの縁による」という趣旨で行われるそうです。仏前で夫婦の誓いをして、ご先祖様に報告し、その因縁を仏様に感謝します。
新郎新婦も、そろってご本尊にお焼香した後、隣にあるご先祖様にもお参りしました。あとで、ご両親も同様にお焼香しています。
続いて、仏様に花を捧げる行華(あんげ)。
浄土宗の結婚式ならではの行事で、後にお釈迦さまに生まれかわった青年とある少女の物語から、7本の花のうちから、男性は女性から贈られた5本、女性は残りの2本の花を仏前に捧げ、結婚の証しとします。
詳しくはこちらをどうぞ。
続いて、「聖水灌頂」
御仏の聖なる水を新郎新婦の頭上にいただき、身と心を清めます。これで二人は夫婦になる資格を得ることになります。
読経が続いた後には、「授与十念」 (お上人様からお言葉を書いた色紙をいただく) 「寿珠授与」 (お数珠をいただいてお互いの手にかける) 「指輪交換」と続きます。
本来指輪交換は仏式の結婚式にはないようですが、希望により、指輪交換もできると大本願のホームページにはありました。
最近では洋装で仏前の結婚式というカップルもいるそうですが、やはり黒紋付き、白無垢の姿が、おそごかな雰囲気にはぴったり、と思いました。
記:ぺに