11月1 日、紅葉が美しい小布施の藤岡牧夫美術館で、「きものdeピアノ」コンサートが開かれました。
ピアノ演奏とお話は、もともと着物が好きだったという手塚雪江さん。参加者も約半数が着物姿でした。
手塚さんは、茶道を始めたのをきっかけに着付けができるようになり、「ドレスの代わりに着ようかな」と、2年前から着物コンサートをするようになったそう。
「袖があって弾きにくそうというイメージがありますが、大して変わらない気がします。着物には季節感がありますし」と手塚さん。
今回は、菊花や紅葉が描かれたアンティーク着物に、年代を合わせた丸帯、会津旅行で求めた会津塗の帯留というコーディネート。袖口からチラリと見える紅絹の襦袢もお洒落。
「音楽に関しては、自分の感じたものを弾きたいと思っているので、何を着ていても変わらないと思います。来てくださる方も、何を着て行こうかしら、着物で行こうかしら…という楽しみがあると思うので、こうやって皆で楽しんで、コンサートを越えて喜びを共有する会になればいいですね」。
コンサートの後、美術館に併設のフレンチレストラン「メゾン・ド・ナチュール亀田」でのランチは、もちろん、着物話で盛り上がりました。